漢方薬検定の受験対策として、全300問を独自に作成した想定問題集です。1問ずつに解説を付け、正解の理由に加えて、ほかの選択肢についても正誤の根拠を示しています。
1,000円(税込)/ PDF ダウンロード
本試験は4者択一形式で、設問数は全80問(80点満点)、試験時間は受験開始後最大60分です。単純計算で1問あたり45秒。合格基準は56点以上(得点率70%)です。求められるのは、生薬名・処方名を覚えるだけでなく、「体力充実」「体力中等度」「体力虚弱」といった体力区分の読み方を身につけ、症状と結びつけて判断する力です。本書はその判断を練習するために、全300問を出題範囲の中項目数の比率にもとづく配分で置いています。
公開されている出題範囲をもとに、一問ずつ独自に作成しています。実際の試験問題を再現したものではありません。
厚生労働省の一般用漢方製剤製造販売承認基準・第十八改正日本薬局方、日本東洋医学会の解説、実施団体の公表資料などだけを根拠に作問し、章ごとに出典を明記しています。
正解の根拠に加えて、残りの選択肢についても正誤の根拠を示します。1問を解くたびに複数の論点を確認できる構成にしています。
全12章。章ごとに問題・解答・解説がまとまっているので、弱い分野だけを繰り返し解けます。
| 試験の現況 | 本試験はすでに第1回が実施されており、次回(第2回)は2026年11月15日(日)に実施予定です。主催は一般社団法人日本漢方養生学協会です |
|---|---|
| 形式 | PDF 1ファイル(A5判) |
| 科目の配分 | 漢方薬の基本・考え方77問/漢方薬・生薬ごとの特徴97問/症状ごとに考える漢方の選び方126問。出題範囲の中項目数の比率にもとづく配分で、本試験の実際の出題比率を再現したものではありません |
| 出題形式 | 4者択一形式が中心。生薬の分量を扱う計算問題、症状から処方を選ぶ事例問題を収録しています |
| 解説 | 全問。正解の理由、ほかの選択肢の正誤の根拠、設問ごとの出典(1問1行) |
| 版 | 2026年9月版(第1.2版) |
| 改訂履歴 | 第1.2版(2026年10月14日) 表の組版を直しました。数値の列の右寄せと見出しの位置をそろえ、短い見出しや数値が行の途中で折り返さないようにしています。問題・解説・正解の変更はありません。 第1.1版(2026年9月29日) 48問の解説・注記を見直しました。うち11問は、別の設問の答えが先に分かってしまう書き方を避けるため、問題文・選択肢も調整しています(1問は事例と選択肢を差し替え)。正解の記号の変更はありません。 第1版(2026年9月) 発行 |
実際に収録している1問です。難易度と解説の書き方をご確認ください。
第12章 問3体力が消耗し衰えた人の関節の痛み
次の表は、承認基準が〔効能・効果〕欄に関節の痛みを挙げている4つの処方について、欄の書き出しと並んでいる症状を写したものである。Aさんは体力が消耗して衰えており、貧血気味である。皮膚の乾燥、手足の冷え、頻尿はいずれも訴えておらず、関節のはれや痛みが続いている。表の4処方のうち、承認基準の〔効能・効果〕欄の記載に最も合うものはどれか。
| 処方名 | 〔効能・効果〕欄の書き出し | 欄に並ぶ症状 |
|---|---|---|
| 越婢加朮附湯 | 体力中等度以上で、冷えがあって、むくみがあり、のどが渇き、汗が出て、ときに尿量が減少するもの | むくみ、関節のはれや痛み、筋肉痛、湿疹・皮膚炎、夜尿症、目のかゆみ・痛み |
| 桂枝芍薬知母湯 | 体力虚弱で、皮膚が乾燥し、四肢あるいは諸関節のはれが慢性に経過して、痛むもの | 関節のはれや痛み、関節炎、神経痛 |
| 大防風湯 | 体力虚弱あるいは体力が消耗し衰え、貧血気味なもの | 慢性関節炎、関節のはれや痛み、神経痛 |
| 白朮附子湯 | 体力虚弱で、手足が冷え、ときに頻尿があるもの | 筋肉痛、関節のはれや痛み、神経痛、しびれ、めまい、感冒 |
正解 C
承認基準の書き出しは、体力の区分だけでなく、そこに添えられた身体の状態まで含めて1つの条件として読む。Aさんの状態は「体力が消耗し衰え、貧血気味」で、これは大防風湯の欄の書き出しとそのまま重なる。大防風湯の欄は症状として慢性関節炎、関節のはれや痛み、神経痛を挙げており、関節のはれや痛みという訴えとも合う。したがって C が正しい。
Aの越婢加朮附湯は「体力中等度以上で」と書き出され、むくみやのどの渇き、汗という条件も付いているので、体力が消耗し衰えた状態には合わない。Bの桂枝芍薬知母湯は体力虚弱までは合うが、書き出しが「皮膚が乾燥し」を条件に含めており、Aさんはこれを訴えていない。Dの白朮附子湯も体力虚弱だが、書き出しの条件が「手足が冷え、ときに頻尿があるもの」で、やはりAさんの状態と食い違う。
一般用漢方製剤製造販売承認基準(平成29年3月28日)処方番号10A 越婢加朮附湯/48 桂枝芍薬知母湯/142 大防風湯/172 白朮附子湯〔効能・効果〕
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購入前に、本編から6問を抜粋した無料サンプルで難易度と解説の書き方をご確認いただけます。
本試験はすでに第1回が実施されており、次回(第2回)は2026年11月15日(日)に、自宅等からのオンライン受験形式で実施予定です(申込締切2026年10月19日)。主催は一般社団法人日本漢方養生学協会です。受験を申し込む前に、必ず実施団体が公表する最新の実施概要をご確認ください。
厚生労働省の一般用漢方製剤製造販売承認基準(平成29年3月28日)、第十八改正日本薬局方、日本東洋医学会が公開している漢方の基礎知識の解説、国立医薬品食品衛生研究所のコラムなど、公的に入手できる資料を読み、そこから独自に作問しています。設問ごとに、根拠にした資料を1行で記載しています。
実施団体は科目(3領域)ごとの出題割合を公表していません。本書は、公式に示された3領域それぞれの出題範囲の中項目数の比率にもとづいて、漢方薬の基本・考え方77問、漢方薬・生薬ごとの特徴97問、症状ごとに考える漢方の選び方126問という配分にしています。本試験の実際の出題比率を再現したものではありません。
「五行」の考え方、生薬の働きによる分類(補気薬・補血薬など)、肌あれの症状に応じた漢方選択は、独自に作問できるだけの一次資料が確認できなかったため扱っていません。とくに五行は、実施団体の案内ページに「気・血・水」「五臓六腑」という関連する語が掲載されているため、本試験で問われる可能性があります。詳しくは本編の前付けに記載しています。
公開されている出題範囲をもとに、独自に作成した想定問題です。実際の試験問題を再現したものではありません。根拠として使った資料は、各章末に一覧で掲載しています。
お問い合わせフォームからご指摘いただけますと幸いです。確認のうえ正誤表を公開し、改訂版に反映します。
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